2015年10月30日金曜日

蝶が舞う現代文の教室

こんにちは。
金蘭千里中学校です。

今日は、国語の授業のご紹介です。
中学校一年生の定番の教材に、
ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」という物語があります。

もうすぐ十歳になろうかという主人公の少年は
蝶の収集に夢中になるのですが、
鼻持ちならない隣家の優等生、エーミールの持っていた
「クジャクヤママユ」の標本を盗み出してしまいます。
夢中だった少年はしかし、標本をポケットに突っ込んでしまい、
これを台無しにしてしまいます。
良心の呵責に耐えかね、エーミールに全てを打ち明けると、
彼は静かに軽蔑の目を向けるのでした。

「そうか、そうか、つまり君はそういうやつなんだな。」
というラストシーンのエーミールの台詞が、
印象に残っている方もおられるのではないでしょうか。
(まことに嫌なやつなのだが、
こいつは教師の息子という設定なのであった……)
筋書きはさほど複雑ではありませんが、
罪を自覚したときの少年の心持ちがとても実感的に
描かれていて、忘れがたい作品です。

とはいうものの。
蝶の収集と一口に言っても、なかなか難しい。
この作品の中にも、ピン留めとか展翅板とか、
収集した経験のない人には、イメージがしづらい言葉が
出てまいります。

こういうのは、論より証拠。
できれば、生徒達に現物を見せてあげたいなあと、
国語の先生も考えるものです。

今回、本校の先生は、藁にもすがる気持ちで
インターネットを探し回った結果、
「千葉県立中央博物館」で貸し出してくれることが分かりました。
(千葉県立中央博物館様、ありがとうございました)

http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=812


「クジャクヤママユ」の「標本」です。
うーむ。残念ながら、クジャクヤママユは大変貴重らしく、
標本は、紙で再現されていました。
しかし、色合いや模様はもちろん、忠実に表現されています。
ポケットサイズでありつつ、思わずポッケに突っ込んだら、
確かに壊れてしまいそう。というか、壊れております!(すごい再現力)




こちらが、展翅板です。

本文には、このように書かれています。
少年が、隣家のエーミールの自室に忍び込んだシーンです。

 とび色のビロードの羽を細長い紙切れではり伸ばされて、
 クジャクヤママユは展翅板に留められていた。
 僕は、その上にかがんで、毛の生えた赤茶色の触覚や、
 優雅で、果てしなく微妙な色をした羽の縁や、
 下羽の内側の縁にある細い羊毛のような毛などを、
 残らず間近から眺めた。あいにく、あの有名な斑点だけは
 見られなかった。細長い紙切れの下になっていたのだ。

おお。先ほど見えた目玉模様が、たしかに
紙の下に隠れて、見えなくなっています。
少年は目玉模様を見たいあまりに、
展翅板のピンを外すため手を伸ばしてしまう。
それが、盗みのきっかけになってしまったんですね。

実物を前にすると、そうした主人公の気持ちの移ろいが、
手に取るように分かってきます。
ちょっとしたことなんですが、物語世界への
入り方が、大きく変わってくる授業の工夫でした。

そのほか作中に出てくる蝶たち(これは実物)

どんな教科の授業でも、教室に居ながらにして(ときには外に出て)、
時を超え、空を超える体験を重ねてほしいと、
金蘭千里は願っています。

2015年10月27日火曜日

民族学博物館見学(中学3年生)

こんにちは、金蘭千里中学校です。

本校では総合的な学習、国際理解ならびに進路指導の一環として、
中学3年生で「民族学」に関わる学習を行い、「卒業レポート」を
作成しています。
そして、そのレポートをより充実したものにするため、専門家をお招きして
講演会を実施したり、万博記念公園内にある民族学博物館を見学して、
自分のテーマをより深く掘り下げる活動をしています。

本年度は、10月15日に中牧弘允先生(民族学博物館名誉教授・
吹田市立博物館長)をお招きして、「こよみ以前―民族、考古、歴史の
視点から」というテーマで講演会を実施しました。
中牧先生による講演会の様子

色々な視点から民族学を学ぶことができました

そして10月24日、民族学博物館へ見学、勉強に行ってきました。
テーマ、地域ごとに分けられたグループに分かれて館内を見学し、
レポート制作に必要な情報を集めていきます。
展示物を鑑賞しながら、メモをとったり、スケッチをしたり、ビデオテークを
観たり…自分たちで考えながら見学をしていきます。
館内での見学の諸注意。マナーよく見学しましょう!

見学の様子









ビデオテークも活用します


 スケッチも上手にできました!
 調べたことを忘れないうちにまとめておきましょう
実際に鳴らしてもいい楽器もあります

約2時間半の見学の後は、公園内の芝生でお弁当を食べ、本日の活動は終了です。
中学3年生のみなさん、今日の見学を生かして立派な「卒業レポート」を
作成してくださいね!




2015年10月26日月曜日

学習の秋

こんにちは金蘭千里です。
 10月16日(金)中三、高一、高二で駿台ハイレベル模試が実施されました(高三は校内模試、中一、中二は通常授業)。
 高中祭文化の部(9月27日(日))、高中祭体育の部(10月13日(火))と主要な行事が終わり、この模試から金蘭千里は「学習の秋」に入ります。
 金蘭千里生の本分は勉強にあります。冬休みまでの約2ヶ月間、冷涼な気候の中、紅葉を見ながら、こつこつ、コツコツと勉強に没入します。
 冬休みに入ったときに、「あー、思い存分勉強した!充実した2ヶ月間だったなあ」と言えるよう、豊かな秋の実りを得られるようがんばりましょう!!!

2015年10月23日金曜日

『高二 校外学習 事前講演会』


こんにちは。金蘭千里中学校です。

 日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆さまはいかがお過ごしですか。
金蘭千里は高中祭も終わり, 普段通りの生活に戻りつつあります。

 さて今回は, 高校2年生を対象に行われた「校外学習事前講演会」の様子についてお伝えしたいと思います。
 本校では校外学習に行くときなどは, 現地のことを予習する説明会, 事前講習会を経て, 現地学習の質を高めるという流れで準備をします。
 今年度, 高校2年生は「神戸市立須磨海浜水族園」に行く予定をしています。そこで, 須磨海浜水族園学術研究統括(前・園長)であり,  岡山理科大学地球生物学部教授でもある亀崎直樹先生にお越しいただいてお話を聞かせていただきました。

 先生は特にウミガメの研究で有名で何冊も本を書いており, 国際ウミガメ学会理事などもしておられる方です。そんな先生が海の動物の研究を通して得たことなどを, 本当に面白く興味が持てるように話して下さいました。

 亀崎先生は今まで本当に多くの仕事を経験しており, 生徒たちにはその価値観がとても素晴らしく写ったようです。
ざっと書いただけでこのくらい!


 動物の現実の姿を見るには研究のみでは不可能だとわかると, 何もない島に住みながら動物観察を続けるという行動力にもみんな驚きでした。


 そんな先生から飛び出てきた名言, 「階層によって価値観が違う」, 「努力より勇気」など生徒たちにはとても新鮮でしっかり聞き入っていました。

「初めから中枢を狙え」
先生の著書の数々







進路のことについて質問も
 
 講演時間の90分があっという間で生徒たちはとても満足したようでした。 実際に現地学習でただ水槽を眺めるのか, この話を少しでも思い出しながら違った見方をするのかは生徒たち次第です。
 この講演内容を校外学習だけにとどまらず, しっかり今後の生活, 考え方にも活かしてもらえたらなと思います。

2015年10月16日金曜日

高中祭体育の部(午後)

 こんにちは、金蘭千里中学校です。
今回は、前回に引き続いて、10月13日に行われた
高中祭体育の部(午後)の様子をお届け致します。

クラブ対抗リレーです。

衣装も様々です。

写真部です。

各クラブとも応援に力が入っています。

続いて、綱引きです。

白熱しています。

次は、玉入れです。

白組も頑張っています。

続いては、大縄跳びです。

最後は、リレーです。

教員も走っています。



閉会式です。

吹奏楽部員が母校賛歌を演奏しています。

 生徒たちは、一生懸命走り、声を枯らせて応援し、とても良い思い出が
出来たと思います。
 行事は集団の質を高めます。これから、英語暗唱コンテスト、徒歩訓練、
校外学習、合唱祭など行事があります。一つ一つの行事を大切にし、
友と成長していって下さい。
金蘭千里中学校でした。


2015年10月14日水曜日

高中祭体育の部(午前)

昨日13日、大阪市中央体育館にて、高中祭(体育の部)が開催されました。
今回は午前の様子をご覧ください。
 
開会式
選手宣誓
3人4脚 3人が心を一つに!
障害物競争-シートくぐり
お玉を持って全力疾走!
恒例の20分テスト「とりあえず、2番!」
 赤も白も、オー、エス!
美しい円を描くハリケーン
午前最後は中学リレーで盛り上がります
昼休憩 吹奏楽部の演奏に胸が高鳴ります
(午後につづく.16日に公開予定です)

2015年10月9日金曜日

第2回 学校説明会のご案内

こんにちは、金蘭千里中学校です。
だいぶ朝晩は冷えるようになりました。
お風邪など引いておられませんでしょうか。

さて、本校の学校説明会、
第2回の実施が近づいて参りました。
10月17日(土)に行います。

50周年改革に合わせて、昨年度から内容を一新していますが、
ご参加のみなさんからも、とてもよい評価を頂いています。

 ■昨年も来ましたが、生徒さん達のクラブ活動紹介が
  いきいきしていて好きです。

 ■生徒さんのおだやかな様子、きめ細かい指導、落ち着いた環境に
  感銘を受けました。

 ■受付をしてくれた生徒さんの対応もすばらしく、
  子どもをこの学校に通わせたいと思いました。

 ■在校生へのインタビューが、生の声が聞けてとてもよかったです。

第1回説明会で頂戴したご感想から、抜粋してみました。
学校の姿をいちばんよく伝えるのは、
やはり生徒たちの様子です。

新しい金蘭千里の説明会では、
本校がいちばん誇らしく思っている、
生徒たちのナマの姿を、できるだけたくさん
ご覧いただけるように構成しています。

 ◎生徒たちが演じる「クラブ紹介」
 ◎生徒たちの生の声が聞ける「生徒インタビュー」
 ◎希望されたお子様が金蘭千里を体験できる「体験タイム」

写真は、「クラブ紹介」の様子です。
こんな風に、舞台の上で実演をさせてもらいます。

バスケットボール部
美術部
ワークアウト(筋トレ)部
プレゼンテーションという観点から見れば、
当然、生徒たちはアマチュアもアマチュアです。
決して器用な子ばかりではありません。
人前に出るのに慣れない子が緊張したり、
本番の雰囲気にのまれて練習通りにできなかったり。
細かな失敗も、やはり毎度出て参ります。

でも、そうした初々しいところに、
本校生の誠実さや真面目さやユーモアの
本当のところが出てくるとも思います。
少しだけ舞台の上で張り切っている、
自然な生徒たちの姿をご覧いただければ幸いです。
金蘭千里が厳しいばかりの学校でないことも、
肌で感じて頂けるものと、確信しています。

★体験タイムは、当日の開会前の受付となります。
 各体験定員がございますので、ご希望の体験がおありの場合は、
 お早めにご来校いただくことをおすすめします。

★お早めにご来校いただいても退屈されないように、
 開会前に吹奏楽部のミニコンサートを開きます。
 昨年発足したばかりの吹奏楽部ですが、
 すっかり本校イベントの「顔」となりつつあります。
 こちらのほうも楽しくお過ごしいただけると思いますので、
 ぜひお早めにご来校ください!


10月17日(土) 第2回 学校説明会 (来週末です)

開場 13:15 / 開会 14:00
場所 金蘭千里中学校高等学校(校舎北の佐藤記念講堂)


6年生のみなさんは、いよいよ受験勉強も
本格的になる時期ですね。
中高生が充実しているようすを直に見て、
さらに発奮するきっかけにしていただければと思います。

たくさんのみなさまのご来場をお待ちしています。


金蘭千里中学校でした。