2017年3月15日水曜日

京都でおしごと体験!!~中一校外学習~

こんにちは、金蘭千里中学校です。
3月10日(金)、前日まで行われていた総合テストの疲れを癒すべく(?)、中学一年生は校外学習で京都に行ってきました。
今回の校外学習はNPO法人の「京都カラスマ大学」http://karasuma.univnet.jp/さんに企画していただき、当日も進行していただきました。




〈午前の部〉

陶磁器デザイナーの河原尚子さんhttp://www.nichigas.co.jp/special/peoples/01/のお話を学年全員で聞きました。



京都の窯元で生まれ育った河原さん。
有田での修業を経て、自身のブランド「SIONE」http://sione.jp/を立ち上げ、現在は京都を中心に活躍されています。
ストーリーのある器を作ったり、友禅の色合わせに使う、今まではすぐに捨てていたような布を、アレンジして商品にしたり、彼女の尽きない創作意欲には感激しました。



話が終わったら質問タイム!!
「SIONE」のネーミングの由来や、100均の皿と十万円の皿の違いなどさまざまな質問が出ました。




〈午後の部〉

10個の体験プログラムを用意しました。
学年全員を10個のグループに分け、それぞれの目的地へ向かいます。
旅館や寺、テレビ局に大学と行き先は様々です。
生徒の行き先は学年全員でのくじ引きにより決まりました。




錦織の工房で、いろいろな作品を見せていただきました。
古い書物に残っているような「伝説の物」の復元などもありました。
織物の光を反射する微妙な性質を利用した、色が変わって見えるような不思議なものもありました。
最後に、機織りの現場を見せていただき、職人さんに直に質問したり、一部の生徒は機織りの体験もしました。




② ひなや(リ・コロン)http://www.hinaya-kyoto.co.jp/


草木染めの体験をしました。
1メートルほどの白いストールを各自もらい、まずはしっかりと染料を定着させるため、金属成分を含んだお湯にまんべんなく浸します(30分)。
その後、水洗いし、染料(今回は栗のイガからとったもの)に浸しながら染めていきます。
長く浸すと濃く染まるという説明をしてもらったので、各自、それぞれ工夫をし、好みの濃淡をつけ楽しんでいました。
染めた物は、お土産としていただきました。


③京都大学国際広報室http://www.kyoto-u.ac.jp/ja


幸か不幸かこの日は、京都大学の合格発表の日。
時計台周辺ではサークルの勧誘などで、人がごった返しておりとてもにぎやかでした。
さて我々は、広報室におじゃまして広報のお仕事を体験しました。
京都大学での記者会見は必ずここで行われているという、「記者室」にも入れていただき、あの山中教授も座ったとされるソファーで記念写真を撮りました。
その後、広報の実際のお仕事として、論文や研究の内容を報道機関に専門用語なしにわかりやすく言葉とイラストで伝える「プレスリリース」を体験しました。
アトピーの症状を和らげる成分の発見や、乳児にも正義感が備わっていたなど、もともと難しい言葉やグラフで表現された資料を、一般の方にどう伝えればわかりやすくインパクトがあり感動してもらえるか、生徒たちは悪戦苦闘していました。




村上祐子ラジオ編成制作局長・竹内弘一アナウンサーからそれぞれのお仕事に関するお話を聞きました。
そして、田中雅子ラジオディレクターの案内でスタジオに入って、妹尾和夫さんのラジオ生放送終了前5分程出演しました。
その後、テレビマスターというテレビ放送のチェックを行う場所の見学をしたり、別のラジオのスタジオに入って、自分たちがパーソナリティになって自分たちの声を聞いたり(星野源「恋」の曲紹介)、引率教諭がパーソナリティとなり、選ばれた生徒3人がゲストとなって、ラジオ番組の雰囲気を体験したりしました。




木版の技術について学びました。
彫られた木版に水性絵具をのせ、一つの紙に重ねることで木版画が完成します。
木版が多くなればなるほど仕上がりが複雑で美しくなりますが、価格も上がっていくとのことでした。


⑥真田紐師 江南http://www13.plala.or.jp/enami/


真田紐に関するレクチャー(由来、使われ方、編み方、模様など)および織り機をつかっての実技。紐の結び方もご指導いただきました。
15代続く老舗で、大河ドラマ「真田丸」にもご協力されたとか。




座布団の製作工程を見学しました。
見学後、好きな絵柄のミニ座布団を選び、「三方とじ」「角房(すみふさ)」を縫い付ける体験をしました。




お坊さんの仕事がどのようなものか、お寺のなかには値段のつかない、江戸時代からの掛け軸や、小判など古い通貨も出てくる賽銭箱、お経を唱えるときの道具など古くから伝わる大切なものについて、詳しく説明いただいたり、手にとって触れさせていただきました。
いまの世の中で仏教の平等や自由の尊さを説く教えが人々の心を癒してくれるのではないか、と思って日々がんばっていらっしゃるそうです。
とても暖かく迎えて下さり、はじめはバラバラ立ったまま聞いていた生徒も、質問したりお話したりしている間に和んできたようで、最後にはみんなでお坊さんを囲むように座り込んで、し~んとお話に耳を傾けていました。




厨房、従業員用のエレベーター、その他の裏幕の案内と旅館の歴史の話をしていただきました。
調理実習では、キュウリを使ってカエルや蝶を作りました。
生徒は活き活きしていました。




山本晃久さんから和鏡の歴史などをスライドで説明してもらったあと、鏡を磨いたり、仕上げたりする体験をしました。



〈その後〉

校外学習は、まだ終わりません。
後日、生徒の皆さんは、訪問先にお礼の手紙をしたためます。
便せんや封筒も自分のセンスで選びます。



さまざまな職業体験をした生徒たち。
今後の彼らの人生にとって、何かのきっかけとなれば幸いです。