2017年10月12日木曜日

雑談


こんにちは、金蘭千里です。

 

授業で3次方程式の解の公式を題材にした大学入試問題を演習した際、少し時間に余裕ができたので次のような話をしました。

 

解の公式といえば「2次方程式の解の公式」を思い浮かべるでしょうが、2次方程式の解の公式は、古代メソポタミアですでに知られていたようです。だから、いつ誰が見つけたというものではありません。20世紀に楔形文字の解読が進んで判明したことです。

 

さて、数学はギリシャ時代に1つの最盛期を迎えますが、その後、ローマ帝国を築いた人々はギリシャ数学の高尚さを理解せずにすべてを台無しにしてしまいました。ヨーロッパはその後「1000年の暗黒時代」と呼ばれる期間をむかえます。

 

 その間、ギリシャ数学はペルシャで保存され、中世のヨーロッパに伝えられました。ルネッサンスです。その後の発展の中で3次方程式の解の公式が発見されました。

 

当時のヨーロッパでは数学の試合で生計を立てている人々がいました。

「この3次方程式を解け」という問題がよく出題されていて、工夫しなければ解けない3次方程式を出しあっていたようです。その中で3次方程式の解の公式が発見されたということは、相手の出した問題をすべて解くことができるのですから、大発見です。

 

この公式は「カルダノの公式」といわれていますが、発見者はカルダノではありません。タルタリアという人物が3次方程式の解の公式を発見したらしい、という噂を聞きつけカルダノはしつこく教えてくれるよう頼み込んだようです。絶対に他言しないという約束で教えてもらった公式を自書で発表したので「カルダノの公式」と呼ばれるようになりました。

 

4次方程式、5次方程式の解の公式については、また別の機会に紹介します。

 

 

本日もブログにお越し頂き、ありがとうございました。